便利屋の客層の約70%は高齢者の一人暮らしです。その弱みに付け込んで悪質な詐欺や後出し請求が急増して社会問題となっています。
このような業者が少しでもいるとなれば、利用する方からすれば怖くて仕方ありませんよね。
この記事では悪徳便利屋の見分け方や詐欺業者の手口を詳しく解説していきます。質の悪い便利屋に騙されないように注意しましょう。
便利屋とは

暮らしのお困りごとを解決してくれる便利屋やなんでも屋さん。
草刈りや家のお掃除、ちょっとしたリフォームまでなんでもやってくれるので使い方次第では非常に便利な存在です。
ただし、見積時には記載していなかった金額を請求されたり不法投棄をするといったトラブルも実際にあります。初めて便利屋に依頼する方は危険な業者もいるという事を理解しておきましょう。
便利屋の悪徳詐欺

一番多いのは見積時に知らされていなかった金額を作業終了後に請求される行為です。
悪徳な詐欺手口としてはいろいろあり、下記にも注意しましょう。
- 追加請求
- リフォーム詐欺
- 不法投棄
- 認知症をねらう
上記以外にもさまざまな手口で金品を手に入れる、あるいは盗む業者も存在します。
便利屋の悪徳業者を見分ける方法5選

便利屋の悪徳詐欺被害の確率を下げるには下記のポイントが大切です。
- 作業前に見積書をもらう
- 追加請求がないか確認する
- 各作業の許認可があるか確認する
- 名刺や住所がしっかりしているか
- 怪しい作業も引き受けてないか
上記5つを抑えておくことで悪徳便利屋に引っかかる可能性がグンと下がります。それでは詳しく見ていきましょう。
作業前に見積書をもらう
悪徳詐欺の多くが口頭で金額を提示して後から請求されます。そのため、正式にお願いする前に必ず「見積書をください」と一言伝えましょう。
この段階で書類をくれないような業者は断るのが正解です。
追加料金がないか確認する
書面で見積書をもらってもまだ安心できません。その際に「追加料金は100%かかりませんか?」と一言伺いましょう。
また、書面に一筆「追加料金は掛かりません」と記載してもらえることができれば一安心です。
各作業の許認可があるか確認する
便利屋で作業を行う際にさまざまな資格が必要な作業があります。
- 古物商
- 一般廃棄物収集運搬
- 産業廃棄物収集運搬
- 探偵業
- 貨物軽自動車
などなど、上げればきりがありませんが、一部の作業には資格が必要な作業もあります。しっかりと資格を持っているか、もしくは有資格者と業務提供しているかを確認しておきましょう。
名刺や住所がしっかりしているか
悪さがバレたときに逃げれるように悪徳詐欺便利屋は名刺や住所を渡さない、もしくは最後まで記載していない場合があります。
例えば名刺に「東京都新宿区大久保2丁目」と番地を書かずに住所を提示している業者がいますが、このような業者は危険がある可能性が高いのでその時点で断りをいれましょう。
怪しい作業も引き受けていないか
便利屋の仕事といえば草むしりやDIYなどのお家のお困りごとから並び代行や購入代行などのお困りごとがメインです。
その中で「別れさせ代行」や「復習代行」などの記載がある業者は要注意です。通常の便利屋はそのようなモラルに反する依頼は受け付けていません。
悪徳便利屋のトラブルをご紹介

実際にテレビやニュースで紹介されていた便利屋の詐欺トラブルをご紹介します。
追加請求のパターン
2022年現在、どんどん増えている悪徳業者のトラブルは下記のような内容です。
作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された
一人暮らしをしていた母が亡くなり、実家の遺品整理のため、インターネットで検索した事業
者に電話して見積もりに来てもらった。見積金額は141,000円で、その内訳はスタッフ4人の人件
費が76,000円、2トントラック1台25,000円、トラック1台分の廃棄物処理代4万円だった。他
社との見積もりと比較して、この事業者に作業を依頼し、昨日作業に立ち会った。事業者はトラ
ック1台分の荷物を積み込むと、4万円を先払いしてもらわないと廃棄物処理ができないと言う
ので現金で4万円を支払った。その後も荷物の処理のため、3往復し、その都度4万円を支払っ
たが、時間内に作業が終わらず荷物はまだ残っている。事業者から請求された金額は32万円で、
当日持ち合わせていた20万円を現金で支払ったが、残金12万円を請求されている。見積もりの際、
廃棄する荷物が多ければ追加費用が発生するという説明は聞いていない。見積書にもその記載は
なく、契約書もない。残った荷物を廃棄して、見積金額以上の金額を返してほしい。
(2018年2月受付、60歳代、女性、給与生活者、滋賀県)
典型的な悪徳便利屋のパターン、後出し請求です。見積時に伝えていた金額と全く違う金額を請求する業者も存在するので要注意です。
特に女性の高齢者ひとりで業者と対応するときは付け込んでくる可能性がるのでできる限り数人で業者と立ち合いをしましょう。
女性や高齢者を狙ったパターン
事前の見積では1万2千円だったが終了後に4万5900円と言われた。小さい声で私にだけ威圧する、威嚇。これは、ただ者ではないなという恐怖感があった
悪徳業者も人を選んで悪事を働くのがよくわかりますよね。強面な男性には詐欺をせず、一人暮らしの高齢者にだけこのような行為をおこなっています。
安心の業者は便利屋お助けマスターがおすすめ

便利屋お助けマスターの強みは下記の3つです。
- テレビで悪徳便利屋について特集を受けている
- フランチャイズで多数店舗があるので依頼しやすい
- ホームページで上位にあがっている
見積内容からの追加費用は100%かかりません。
便利屋お助けマスターは多種多様な依頼に対応していますが、モラルに反する依頼は受け付けていません。また、どの店舗もネット上での口コミが星4つ以上なので安心できるポイントですね。
便利屋の悪徳詐欺を防ぐには

悪徳便利屋の詐欺に引っかからないために、下記の3点を注意しましょう。
- その日に契約しない
- 身分をしっかりと確認する
- できる限り複数人で立ち会う
それぞれ確認していきましょう。
その日に契約しない
悪徳便利屋はとにかく契約をしようと迫ってきます。「今決めると安くしときます」などと言葉巧みに迫ってきますが、一晩おいて落ち着いてからしっかりと考えましょう。
本当に大丈夫か、対応は安心できるものだったかなど、その時にはわからない事でも一晩寝ると落ち着いて考えることができます。
身分をしっかりと確認する
見積時に家に上げる必要がありますが、その前に必ず名刺を確認しましょう。
その名刺に住所や電話番号などの会社情報が記載されていない、または途中までしか記載されていなければそのまま帰ってもらいましょう。
すでに対面していると言いにくいと思いますのでインターホン越しやドアスコープ越しにチェックしましょう。
できる限り複数人で立ち会う
先ほども記載したように、悪党業者のターゲットは高齢者と一人暮らしです。
そのため、近所の方や親族、友達などに一緒に立会をしてもらうようにお願いしましょう。
悪徳便利屋の詐欺に注意しましょう

悪徳な便利屋について説明しましたが、注意すべき点は冷静な判断力です。すこしでも怪しいと思ったら一度帰ってもらい、冷静になった段階で契約するようにしましょう。
また、便利屋はお助けマスターがおすすめです。
強引な契約を迫られたり、見積後のキャンセルも完全無料なので気軽に見積をとって検討することができます。