電話1台、車1台で今すぐに始めることができる便利屋さんやなんでも屋さん。参入障壁が低いので続々新規参入してくるビジネスモデルです。今から始めようとしている方は便利屋の年収や売上が気になりますよね。
この記事では便利屋の平均的な年収、利益率、売上などを解説しています。
便利屋開業を考えている方は最後までチェックしてくださいね!
便利屋の年収はいくら?

便利屋の年収はアルバイトや正社員、経営者で異なります。
便利屋アルバイトの年収
便利屋のアルバイトは基本的に登録制スタッフとなっています。人手が欲しい時だけにアルバイトに呼ばれるので毎日仕事はなく、週に3日ほどしか入れない場合がほとんどです。
日当は1万円前後で月平均12万円が登録制アルバイトの月収目安となります。
便利屋正社員の年収
一部では便利屋の正社員年収は370万円と解説されている記事もありますが、現実はそんなに無い事が多いでしょう。初任給は月22万円ほどで募集されているケースが多く、一人で任せられるようになった段階で月収30万円ほどが目安です。
便利屋経営者の年収
便利屋経営者の年収は青天井ですが、そこそこ上手くいっているケースで年収500万円前後となります。ただし、これは一人で営業しているパターンです。正社員を雇用したり登録制アルバイトを起用すると年収1000万円以上を目指すことも可能です。
月収50万円を目指せれば大成功といえます。
便利屋の利益率は?

体一つで営業できる便利屋は店舗や特別な備品も必要ないので他業種にくらべて利益率がかなり高くなっています。
便利屋の粗利率(あらり)
便利屋の粗利率は約80%となっています。例えば1万円のお仕事を受けた場合、材料や処理代で2,000円の経費が掛かり、残りの8,000円が粗利となります。
売上高から売上原価のみを差し引いたものです。
便利屋の営業利益
営業利益率は60%前後となります。1万円の仕事を受けた場合、さまざまな経費を差し引いて6,000円が儲けになる計算となります。
材料や処理代に続き、広告宣伝費や車両費、倉庫代や電話代などのすべての経費を差し引いたものです。
100万円を売り上げれば60万円が手残りになる!
便利屋で100万円を稼ぐのは多くの方の目標かと思います。しかし、必要経費を差し引けば100万円を売り上げても60万円しか手元に残りません。
手残りで100万円を残そうとおもったら170万円ほどの売上が必要な計算になります。
便利屋は高利益なビジネス!

下記の表を見ても便利屋は高利益なビジネスと言えます。
職種 | 平均営業利益 |
---|---|
飲食店 | 5~8% |
製造業 | 5%前後 |
小売業 | 3%前後 |
便利屋 | 60%前後 |
飲食店で年少1億円の会社があれば営業利益は500万円~800万円となります。利益だけでいうと便利屋で年商1,000万円稼げば飲食店の1億円規模と同じ利益になります。
年商 | 年間の手残り | |
飲食店 | 1億円 | 500~800万円 |
便利屋 | 1千万 | 600万前後 |
便利屋で稼げるのは一握り!

良いことばかり記載してきましたが、現実的にはそんなに甘くありません。現実的に便利屋を開業してうまくいく可能性は体感的に10%程になります。
すぐに誰でも開業できて誰でも参入できますが、食べていけるようになるには相当な覚悟と集客力、リピート率が必要です。
未経験で便利屋経験がない方はフランチャイズという方法もあります。今までのノウハウを最短で教えてもらうことができるので不安な方はチェックしてみましょう。
便利屋の年収まとめ

便利屋の年収はどの立ち位置なのかによって異なります。
- アルバイト→年収100万円前後
- 正社員→年収300万円前後
- 経営者→年収500万円前後
1人で開業してもサラリーマン以上稼ぐことは可能です。しかし、それ以上に稼ぎたい場合はアルバイトを雇用したり正社員を雇う事で目標の年収に近づくことができる夢のあるお仕事です。