知識や経験がなく、一人から始められる便利屋フランチャイズ。未経験でも成功する可能性が高いフランチャイズに加盟を検討されている方も多いのではないでしょうか?
便利屋フランチャイズに加盟したからと言って必ず成功するわけではなく失敗する人も中にはいます。これからFCで開業を考えている方は少しでも起業の成功確率を上げるために必ずチェックしておきましょう。
便利屋フランチャイズで失敗する理由
いくら本部がサポートをしてくれるからと言って、そればかりを期待して自分は成長する意思がなければフランチャイズ加盟にも向いていません。しかし、考え方を変えるだけで失敗のリスクがグンと下がりますので一つずつ見ていきましょう。
- 運転資金のショート
- リピート対策を怠っている
- 小さい案件は引き受けない
運転資金のショート
毎月の資金管理がうまくいかなければ失敗する確率は高くなります。収入よりも出費がおおければ見る見るうちに銀行口座からお金が無くなってショートしてしまいます。
また、売り掛け金の回収前に支払額が多くなってしまって黒字倒産もあり得ますので大きい現場などが入った場合は特に注意が必要です。
経営未経験であれば資金を使いすぎてしまったり、逆に使わなさすぎで集客が上手くいかないなどの現象がおこって失敗してしまう確率が高くなります。
リピート対策を怠っている
便利屋ビジネスで一番大事なのは集客ですが、その次に大事なのは間違いなくリピートです。本部によってリピート戦略は違いますが、そもそもお客様が満足していないのであればリピートは100%してくれません。
しっかりとお客様の事を考えてリピート対策をしていかなければ廃業は目に見えます。
小さい案件を引き受けない
安い案件だからいいか…と投げやりにしているとツケが回ってきます。
多くの便利屋が安い案件は積極的に取りにいかずに断ってしまう業者もいます。お客様が困っているのに単価が安いからと引き受けないのは便利屋特有のさぼり癖です。
便利屋の商売の肝は小さい案件から大きな案件に繋がることにつきます。どんな案件であれ積極的に受注していくと「こんなこともできる?」と数百万のお仕事をいただく事も珍しくありません。
便利屋フランチャイズで失敗しない方法
便利屋フランチャイズに加盟したからといって100%うまくいくとは限りません。どちらかというと、自分で起業するより失敗する確率を下げるイメージです。どうすれば失敗しない便利屋になることができるかをまとめました。
- 本部が集客までやってくれるか
- サポート体制はしっかりしているか
- ネットに強いFC本部か
それぞれ確認していきましょう。
本部が集客までやってくれるか
ほとんどの便利屋フランチャイズは看板だけをかりて集客は自分で行います。しかし、一部の本部では集客の一部を本部が行ってくれるところもあります。合計の問い合わせ数が増えるので、間違いなく集客サポートありの本部選びをしたほうがいいでしょう。
>>集客サポートがある便利屋フランチャイズ一覧
サポート体制はしっかりしているか
加盟前の研修内容や加盟後のSVサポート内容まで、説明会時に必ずチェックしておきましょう。万が一経営が傾いてきたときに相談できる相手がいなければ失敗するリスクも高くなります。
ネットに強いFC本部か
集客の軸は多ければ多いほどよりたくさんのお問い合わせをいただくことができます。便利屋フランチャイズではネット集客がつよい本部を選ぶことで、チラシだけの便利屋よりもネットがつよい便利屋のほうが集客の柱が多くなります。
自分の住んでいる都道府県や大阪、東京などの主要都市で大阪+便利屋などと検索してみて上位表示している便利屋はネット集客も期待できます。
便利屋フランチャイズと個人便利屋はどちらが失敗しやすい?
便利屋は資格もなくすぐに始められるのが利点ですが、集客を自分でおこなって商売を安定するにはそれなりの知識や経験が必要です。
便利屋フランチャイズならそのノウハウがパッケージ化されているので未経験でも失敗しずらいでしょう。
個人便利屋で失敗する人の特徴
個人事業主として便利屋を始める方の失敗する理由は主に下記の3つです。
- 集客に力を入れていない
- 圧倒的に努力が足りていない
- 資金を1円も使わない
個人事業主として便利屋を開業する方は要チェックです。
集客に力を入れていない
便利屋を個人でおこなうと、まず立ちふさがるのが集客の問題です。この壁を自分で乗り越えなければ未来はないと言っても過言ではありません。
自社のホームページを作ったり手作りのチラシをしっかり撒くことができない方は個人の便利屋では失敗してしまいます。
圧倒的に努力が足りていない
すぐに始められる便利屋なので、気楽に始めて名刺を作った段階で満足してしまい、そこからの努力をせずに失敗してしまう方もおられるかと思います。
仕事がなければポスティングやホームページ作成、不動産会社へのあいさつ回りなどを怠っていればいつまでたってもお仕事をいただくことはできません。
資金を1円も使わない
もったいないといって、便利屋経営にお金を全くかけなければお客様は来てくれませんしサービスの質もあがりません。成功している便利屋のほとんどが売り上げた資金を再投資してよりよいサービス作りや集客に回しています。
儲けたからといって自分の好きなものを買ったり趣味にお金を使ってばかりではいつまでたっても商売が安定しないので失敗する確率も上がります。
便利屋で成功する人はこれができている!
フランチャイズ・個人問わず便利屋で失敗しない人には特徴があります。
- 他責ではなく自責
- やっぱり集客
- お客様対応
他責ではなく自責
上手くいかなかったことは人のせいにしたくなりますが、「すべて自分が悪い」と思えるようになれば次の戦略が見出せます。
他人のせいにして文句を言うだけならサラリーマン時代となにも変わりません。便利屋は立派な一経営者ですので失敗すれば次の作戦を考えることで成功パターンがつかめます。
やっぱり集客
何度でもいいますが、やはり便利屋で成功する人は集客ができています。
ホームページからはもちろん、チラシのデザインを徹底的に考えたりABテストをおこなってよりよい広告はどれかなどを自分の時間と資金を惜しみなく使用されています。
時間とお金をしっかりとかけてお客様を呼ぶにはどうすればいいかという事ができれば1年後にはたくさんのお客様に恵まれます。
お客様対応
お客様がほんとうに求めていることはあまり口にだして言いません。
気持ちをしっかりと汲み取り、「自分だったらこうしてほしい」と思うことがあれば率先しておこなっていきましょう。
そこができれば本当の意味で「ありがとう」と言ってもらえ、紹介やリピート率もグンと上がります。
便利屋フランチャイズで失敗しない方法まとめ
便利屋フランチャイズでは個人で便利屋を始めるより失敗のリスクが少ないです。
ただし、資金のショート・リピート対策・どんな案件でも引き受けるといった強い気持ちがなければフランチャイズで初めても成功する確率は低いでしょう。
100軒開業したら1年後には90軒が廃業していると言われるほど経営が難しい便利屋ですが、「頑張ってきてよかった」と言える便利屋作りをしていきましょう。